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Dios(ディオス)ブログ - 外国人駐在員・外交官向け 高級住宅
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万博がつないだ、その先の人生――大阪で始まる新しい章

By | ビジョン

2025年秋、大阪・関西万博は閉幕しました。

会場で過ごした時間や、世界の人々との出会いを思い返す今、万博の意味をあらためて感じさせてくれる、うれしいお話を聞きました。

ヨーロッパのある国の政府から来日し、万博のパビリオンで働いていた若い方が、これから日本語を学ぶために、2年間の留学で大阪へ戻ってこられるそうです。

万博で訪れた街を、今度は自分の学びと暮らしの場所に選んでくださる。そのことを、とてもうれしく思いました。

半年間の滞在が、街との縁を育てる

万博は、海外から働きに来る方々にとって、大阪で日々の暮らしを重ねる機会でもありました。

半年間という時間があれば、仕事に向かう道も、買い物をするお店も、少しずつ自分の日常になっていきます。言葉に戸惑う日もあれば、人の親切に助けられる日もあるでしょう。

そうした経験の積み重ねから、街への親しみや、人とのつながりが育っていくのだと思います。

「また来たい」が、「ここで学びたい」に変わる

今回の留学のお話を聞いて、万博で生まれた縁が、閉幕後も続いていることを感じました。

日本語を学ぶために2年間を過ごす。それは、その方の人生にとって大切な選択です。

大阪で何を感じ、どんな出会いがあったのか。そのすべてを私が知っているわけではありません。それでも、大阪を再び選んでくださったということに、この街で仕事をする一人として、喜びを感じます。

出会いは、人生の次の章へ

留学を通じて言葉が分かるようになれば、人との会話も、文化への理解も、さらに深まっていくでしょう。

そこから新しい友情が生まれたり、仕事の道が開けたりするかもしれません。人によっては、大切なパートナーと出会い、国際結婚や、国境を越えた家族の物語へとつながることもあるでしょう。

もちろん、どのような未来を選ぶかは、一人ひとりのものです。

ただ、万博をきっかけに訪れた街が、その後の人生に長く関わる場所になる。その可能性を思うと、半年間の出会いが持つ意味の大きさを感じます。

日本を知っていただく。そして、大阪も世界を知る

海外から来られる方々には、日本語や日本の文化、日々の暮らしの魅力を、ゆっくり知っていただきたいと思います。

そして、私たちも、その方々から多くのことを教えていただけます。

異なる文化や価値観、食事の楽しみ方、家族との過ごし方。世界の豊かさが、人とともに大阪へやってきます。

同じ街で暮らし、言葉を交わし、お互いの違いを知る。そんな日常の交流が、大阪を少しずつ、より開かれた街にしていくのではないでしょうか。

閉幕のあとにも、続いていくもの

ディオスは、住まいと暮らしの支援を通じて、海外から大阪へ来られる方々に関わってきました。

安心して帰れる住まいがあり、慣れない暮らしの中で相談できる相手がいる。その安心が、新しい街で学び、人と出会い、自分の世界を広げる土台になればと思っています。

万博の思い出を胸に、これから留学や旅で日本を訪れる若者たち。その一人ひとりに、まだ知らない出会いと、新しい人生の章が待っています。

大阪・関西万博は、2025年秋に閉幕しました。しかし、そこで始まった物語は、今も続いています。

万博って、素敵だな。

閉幕から時間がたった今、私はそのことを、つくづく感じています。

大阪で新しい暮らしを始められる際は、どうぞディオスにご相談ください。皆さまの新しい一歩を、住まいと日々の暮らしからお手伝いできれば幸いです。

株式会社ディオス
代表取締役 深井正博

日本で暮らすタイのお客様へ 自然食品店で選ぶ、身体にやさしいタイ料理食品のご紹介

By | 外国人のお客様へ

日本で暮らすタイのお客様にとって、日々の食事は暮らしの土台です。

住まいが快適であっても、毎日の食べ物が身体に合わなければ、日本での生活は本当の意味で健やかなものにはなりません。食事は、単に空腹を満たすものではなく、身体、心、そして生活の質を支える大切な要素です。

ディオスでは、外国人のお客様に住まいをご提供するだけでなく、日本での暮らし全体が、より安心できるもの、より健康的なもの、より心地よいものになるように考えています。今回は、日本で暮らすタイのお客様に向けて、自然食品店で見つけたタイ料理関連の商品をご紹介します。

自然食品店で見つけたタイ料理食品

今回ご紹介するのは、以下の商品です。

  • 有機ココナッツミルク
  • グリーンカレーペースト
  • タイ・グリーンカレー
  • タイ・マッサマンカレー

これらは、一般的なコンビニ食品や安価なレトルト食品とは少し異なります。有機ココナッツミルク、有機カレーペースト、国産野菜、国産鶏肉など、原材料への配慮が感じられる商品です。

もちろん、タイで日常的に食べる本場の味と完全に同じというわけではありません。しかし、日本で生活しながら、できるだけ自然な原材料でタイの味を楽しみたい方にとっては、十分に安心感のある選択肢になり得ます。

特に、ココナッツミルクやカレーペーストは、タイ料理に欠かせない基本の素材です。日本では、本場の食材をいつでも同じように揃えられるとは限りません。そのような中で、自然食品店で丁寧に選ばれた商品を知っておくことは、日々の食生活を整えるうえでも有益です。

梁瀬義亮先生の思想との出会い

これらの商品は、奈良県五條市にある自然食品店で見つけたものです。

この自然食品店は、医師であった梁瀬義亮先生の思想と深く関わっています。梁瀬先生は、農薬、食品添加物、食生活、生活環境が人の健康に与える影響について、生涯を通じて考え続けた医師でした。

梁瀬先生の考え方は、単に「農薬を避ける」「添加物を避ける」という一面的なものではありません。医療だけでなく、農業、土、水、食べ物、生活環境、さらには心のあり方まで含めて、人間の生命を捉えようとする姿勢に特徴があります。

病気になってから薬に頼るだけではなく、日々の食事や暮らし方そのものを見直すこと。化学肥料や農薬に過度に依存するのではなく、土や微生物、自然の循環を大切にすること。便利さや効率だけではなく、人間の生命を中心に据えて生活を考えること。

こうした視点は、現代の日本で暮らす私たちにとっても、なお大きな意味を持っています。

日本の食品を選ぶ時に大切なこと

日本は清潔で安全な国という印象を持たれることが多く、実際に食品は法律や基準に基づいて管理されています。

一方で、現代の日本の食生活には、便利さゆえの偏りもあります。コンビニ食品、加工食品、甘い飲み物、スナック菓子、レトルト食品、加工肉、インスタント食品は、忙しい日々の中では便利です。しかし、それらを日常的に重ねていくと、塩分、砂糖、油、食品添加物に偏りやすくなります。

また、戦後の日本では農業の効率化が進み、農薬や化学肥料の使用も広がりました。法律上の基準はありますが、梁瀬先生が問題として見ていたのは、個々の物質だけではなく、日々の暮らしの中で多くの化学物質や加工食品が少しずつ積み重なっていくことでした。

これは、すべての市販食品がよくないという意味ではありません。大切なのは、何を毎日食べるのか、どれを習慣にするのか、そしてどのような食品を選ぶのかという視点です。

ディオスが考える「住まい」と「食」

ディオスは、外国人のお客様に家具付き住宅をご提供しています。しかし、私たちは住宅を単なる部屋とは考えていません。

住まいとは、眠る場所であり、食べる場所であり、身体を休める場所であり、心を整える場所でもあります。その空間の中で、どのような水を飲み、どのような食事をとり、どのような空気の中で過ごすかは、お客様の健康と深く結びついています。

特に、日本で暮らすタイのお客様にとって、食事は単なる栄養以上の意味を持ちます。タイ料理には、ハーブ、スパイス、ココナッツミルク、野菜、魚醤、唐辛子など、豊かな食文化があります。日本で暮らしていても、できるだけ安心できる食材で、故郷の味に触れられることは、日々の安心感につながります。

そのため、ディオスでは、住まいだけでなく、食、健康、生活用品、清掃、空気、寝具まで含めた「暮らし全体」の質を大切にしています。

ご紹介する商品の特徴

有機ココナッツミルク

有機ココナッツを使用した植物性ミルクです。タイカレー、スープ、デザートなどに使いやすく、ココナッツの自然な風味を穏やかに楽しめます。

ココナッツミルクは脂質の多い食品ですので、飲み物として大量に摂るものではありませんが、料理の素材として上手に使うには非常に相性の良い食品です。

グリーンカレーペースト

青唐辛子、レモングラス、ガランガル、カフィアライム、スパイスなどを使ったグリーンカレー用のペーストです。

ハーブやスパイスを中心に構成されており、香りに奥行きがあります。ただし、カレーペーストは塩分が強い場合もあるため、使う量には注意が必要です。

タイ・グリーンカレー

有機ココナッツミルク、有機カレーペースト、国産野菜、鶏肉などを使ったレトルトタイプのグリーンカレーです。

忙しい時でも、比較的安心できる材料でタイ風カレーを楽しめる点は魅力です。ただし、魚醤や鶏肉が含まれるため、ベジタリアンの方、ハラール対応が必要な方は、原材料を確認する必要があります。

タイ・マッサマンカレー

マッサマンカレーは、ココナッツミルク、スパイス、ピーナッツのコクが特徴の、やさしい味わいのタイカレーです。

この商品も、有機ココナッツミルクや有機カレーペーストを使っており、自然食品店らしい落ち着いた選び方が感じられます。ただし、ピーナッツやカシューナッツを含むため、ナッツアレルギーの方は注意が必要です。

タイのお客様への大切な注意点

これらの商品は、自然食品店で選ばれた良質な商品ですが、すべてのお客様に無条件で適しているわけではありません。

特に、以下の点にはご注意ください。

  • ハラール認証は確認できない商品があります。
  • 鶏肉、魚醤、ピーナッツ、カシューナッツを含む商品があります。
  • ベジタリアン、ヴィーガン、ムスリム、アレルギーのある方は、必ず原材料をご確認ください。

ディオスでは、食品をご紹介する際にも、単に「良い商品です」と一括りにするのではなく、お客様の宗教、体質、アレルギー、食文化を尊重することが大切だと考えています。

ディオスの願い

日本で暮らすタイのお客様にとって、必要なのは単に便利な住まいだけではないと私たちは考えています。

安心できる住まいがあり、身体に無理の少ない食べ物があり、清潔で整った空間があり、困った時に相談できる相手がいる。その積み重ねによって、はじめて日本での生活は本当に豊かなものになっていきます。

梁瀬義亮先生は、人間の生命を、医療だけでなく、農業、食生活、環境、心まで含めて考えました。ディオスもまた、その考え方に学びながら、外国人のお客様の暮らしを、住宅だけでなく生活全体を支えるものとして考えていきたいと思っています。

まとめ

日本で暮らすタイのお客様にとって、食事は健康と心の安定の両方に深く関わります。

今回ご紹介した有機ココナッツミルク、グリーンカレーペースト、タイ・グリーンカレー、タイ・マッサマンカレーは、日本で手に入るタイ料理関連商品の中でも、自然食品店らしい視点で選ばれた一つの良い選択肢です。

本場タイの味そのものではないかもしれません。しかし、日本で暮らしながら、できるだけ安心できる原材料でタイの味を楽しみたい方には、十分に参考になる商品だといえます。

ディオスは、これからも日本に住む外国人のお客様のために、住まいだけでなく、食、健康、生活文化まで含めた、より良い暮らしのご提案を続けてまいります。どうぞお気軽にご相談ください。

 

母の四十九日に思うこと

By | ビジョン

人は生かされている――母が教えてくれた最後の教え

母・深井章子がこの世を旅立ってから、四十九日を迎えました。

母は九十六年の人生を生き切り、静かに旅立ちました。
その死を前にして、私は初めて、人間にとって「死」とは何か、「生きる」とは何かを、深く考えるようになりました。

人間は、必ず死にます。
どれほど努力しても、どれほど知恵を尽くしても、老い、病、死という現実から逃れることはできません。

母の死は、私にその厳粛な事実を教えてくれました。
しかし同時に、母の死は、私に「生きること」の意味も教えてくれました。

私は、自分の力でこの世に生まれたのではありません。
母のお腹の中で育ち、母が私を産んでくれた。だから私は、この世に生まれることができました。

さらに言えば、私が生まれることができたのは、母だけの力ではありません。
父がいて、祖父母がいて、その前のご先祖がいました。空気があり、水があり、食べ物があり、大自然の環境が整っていました。

私は、自力で生まれたのではありません。
親と先祖を通じて、大きな自然の流れの中で、この世に生を受けたのだと思います。

そして今、私の心臓は動いています。
胃腸は食べ物を消化し、肺は呼吸をしています。

しかし、それらを私は自分の意思で動かしているわけではありません。
そう考えると、私は「生きている」のではなく、「生かされている」のだと思います。

親に生かされ、先祖に生かされ、大自然に生かされ、友人、スタッフ、取引先、お客様、多くの人々に支えられて、今日を生きています。

このことに気づくと、人は自然に謙虚になります。
そして、謙虚さの中から、感謝が生まれます。

私にとって信仰とは、まず「ありがとう」と言うことです。

母に、ありがとう。
父に、ありがとう。
ご先祖に、ありがとう。
大自然に、ありがとう。
今日の命に、ありがとう。

感謝する時、人は一人ではなくなります。
自分が大きなつながりの中に生かされていることに気づきます。

母は亡くなりました。
しかし、母は消えてしまったのではなく、大きな自然の中へ還っていったように私は感じています。

そして今も、静かに私を導いてくれているように思います。
母の死は、悲しみであると同時に、私にとって大きな学びでもありました。

人は、自力で生きているのではない。
生かされている。
だからこそ、感謝し、謙虚に生きなければならない。

私は、母を失って深い寂しさを知りました。
しかし、その寂しさを、ただの悲しみで終わらせたくありません。

寂しさを祈りに変えたい。
祈りを感謝に変えたい。
感謝を思いやりに変えたい。
その思いやりを、人生と仕事に生かしていきたい。

母の介護と死を通じて、私は多くのことを学びました。

老いの弱さ。
食べられなくなる不安。
家族を失う悲しみ。
介護する人の苦労。
人の尊厳。
そして、そばにいてくれる人のありがたさ。

この経験は、私の人生だけでなく、Diosの仕事にも深く関わるものだと思います。

Diosは、単に住宅を提供する会社ではありません。
外国から日本に来られた方々に、安心できる住まいを提供する会社です。

異国で暮らす不安に寄り添い、清潔で、温かく、信頼できる生活環境を整えること。
それは、単なる不動産業務ではなく、人の尊厳に関わる仕事でもあると、今まで以上に感じています。

住まいとは、ただの空間ではありません。
人が安心して眠り、食事をし、家族を思い、明日を生きる力を取り戻すための場所です。

母の死は、私にそのことを、以前よりもずっと深く教えてくれました。

これからのDiosは、もっと共感力のある会社でなければならないと思います。

不安を抱えた方に、安心を届けること。
清潔さを、見た目だけでなく尊厳として守ること。
暮らしの細部に、思いやりを行き渡らせること。
住まいを通じて、人が人間らしく生きられる環境を支えること。

その積み重ねこそが、Diosの価値につながっていくのだと思います。

私は、深い愛の人になりたいと思います。
感謝を忘れず、謙虚であり、与えられた仕事に誠実でありたい。

結果のすべてを自分で決めることはできません。
しかし、今日与えられた役割に真心を尽くすことはできます。

その一歩一歩を、これからも大切にしていきたいと思います。

母は、私に命を与えてくれました。
そして、その最期を通じて、私に大切なことを教えてくれました。

人は、自力で生きているのではない。
生かされている。
だから、感謝し、謙虚に生きる。

この気づきを、私自身の人生だけで終わらせず、Diosの仕事の中にも生かしていきたいと思います。

住まいを通じて、人に安心を届けること。
思いやりを形にすること。
その積み重ねを、これからも大切にしてまいります。

今朝の公園

OWIS Osakaで感じた、子供たちが学校を楽しむ力

By | 生活

先日、One World International School Osaka(OWIS Osaka)のカーニバル、そしてAdvancement Ceremonyに参加させていただく機会がありました。

私は教育の専門家ではありません。

しかし、株式会社ディオスとして、大阪で外国人家族やエキスパッツの住宅・生活支援に関わる立場から、学校という存在が、子供だけではなく、家族全体の大阪での暮らしに大きく関わることを日々感じています。

今回、実際にOWIS Osakaを訪問し、学校行事に参加し、Greg校長、Eric副校長をはじめ、学校スタッフの皆様ともお話しする機会をいただきました。

そこで感じたことは、パンフレットやウェブサイトだけでは分からない、学校全体の温かさでした。

■ 日本の学校とOWIS Osakaは、学校文化そのものが大きく異なる

私が今回あらためて強く感じたのは、日本の一般的な学校とOWIS Osakaでは、学校文化そのものが大きく異なるということです。

私は日本の一般的な学校教育を受けてきました。

日本の教育には、基礎学力、規律、集団生活、礼儀など、多くの優れた面があります。社会の秩序や勤勉さを支えてきた大切な土台でもあります。

その一方で、私自身の経験から振り返ると、日本の学校では「間違えないこと」「減点されないこと」「周囲と同じように行動すること」が重視される場面も少なくなかったように思います。

しかし、OWIS Osakaの式典で私が感じたのは、それとはかなり異なる空気でした。

生徒の皆様が、ただ静かに座っているだけではなく、自分たちの成長を祝われることを素直に喜び、先生方や保護者の皆様と共に、学校という場所を前向きに楽しんでいるように見えました。

それは、私にとって非常に新鮮な光景でした。

学校とは、ただ学力を身につける場所ではなく、子供が自分らしく伸びていける場所でもある。そのことを、強く感じさせられました。

■ OWIS Osakaには、子供を伸ばす「加点」の文化があるように見えた

Advancement Ceremonyでは、生徒の皆様の成長や努力、学びの成果が丁寧に称えられていました。

私が特に印象を受けたのは、生徒の皆様がとても元気で、自信を持ち、学校生活を楽しんでいるように見えたことです。

その背景には、OWIS Osakaの教育現場に、できるだけ子供の良いところを見つけ、認め、伸ばそうとする空気があるように感じました。

日本の教育では、たとえば英語で This is a pen. と書いても、最後のピリオドがなければ減点される、というように、できなかった部分を基準に評価する傾向が比較的強いように思います。

もちろん、正確さを大切にすること自体は重要です。

ただ、子供を育てる初等教育の場においては、それだけでは十分ではありません。

OWIS Osakaでは、表彰や声かけを含め、できるだけ加点をしながら、子供の意欲や自信を育てようとしているように見えました。

子供が学校を楽しめるかどうかは、単に性格の問題ではなく、学校側がどのような評価文化を持っているかにも大きく左右されます。

その意味で、OWIS Osakaには、子供を前向きに成長させるための文化が根づいているように感じました。

■ 先生方とスタッフの温かさ、そして熱心さ

もう一つ強く感じたのは、先生方、スタッフの皆様の熱意と温かさです。

式典を拝見していると、OWIS Osakaの先生方が、単に授業を行うだけではなく、子供たち一人ひとりを大切にし、その成長を心から喜んでいるように感じました。

学校経営という観点から見れば、生徒数や学校の発展はもちろん重要です。

しかし、今回の式典やカーニバルで私が感じたのは、それだけではありませんでした。

そこには、子供たちの命や個性に対する温かいまなざしがありました。

子供たちが安心して、自分らしく、元気に学校生活を送ることを大切にしている空気がありました。

また、Greg校長をはじめ、幹部職員、インターナショナルの先生方は、非常に熱心であると私は感じています。

私が気づいた問題点を校長にお伝えした際にも、すぐに改善の努力を始めておられました。

もし短期的な雇用だけを前提にした組織であれば、このような熱心なチームワークや即応性は生まれにくいのではないかと思います。

数字や資料だけでは分からない、現場の本気度があります。実際に現場を訪れたからこそ、そのことを感じました。

■ 日本の学校が向いている進路もある

ここで誤解のないように申し上げると、私は日本の学校を一方的に否定したいわけではありません。

実際、日本語の基礎力という点では、日本の学校の方が強い面があると思います。

もし将来、日本の大学進学や、日本社会の中での進路を強く意識しているのであれば、日本の学校の方が適しているご家庭もあるかもしれません。

教育には、それぞれの良さがあります。

何が優れているかは、子供の個性、ご家庭の価値観、将来の進路によって変わります。

だからこそ、学校選びは、単なる偏差値や知名度だけでは決められないのだと思います。

大切なのは、その学校がどのような文化を持ち、どのような人間像を育てようとしているかを、丁寧に見ることです。

■ 学校の評価を、進学率だけで測るのは本来適切ではない

日本では、学校評価が「東大に何人合格したか」といった進学実績に偏りすぎている面があるように思います。

もちろん、進学率や学力は重要です。

しかし、初等教育や中等教育の価値は、本来それだけではありません。

イギリスのパブリックスクールなど、世界で高く評価されている教育の中には、勉強だけではなく、スポーツ、人格形成、リーダーシップ、共同体意識まで含めた全人格教育を重視する伝統があります。

日本でも、たとえば慶應義塾のような私学には、そうした思想の影響を感じさせる部分があります。

子供の教育を考える際に、進学率だけを唯一の評価基準にしてしまうのは、やはり狭すぎるのではないでしょうか。

子供がどう育つか。

どのような自己肯定感を持つか。

他者とどう関わるか。

困難にどう向き合うか。

本来、教育はそうしたもっと広い領域を含むものだと思います。

今回のOWIS Osakaで私が感じたのは、まさにその広がりでした。

■ OWIS Osakaは、事務局も含めて「完全なインターナショナルスクール」である

日本には、先生が外国人であっても、運営事務局や組織文化の部分では、日本的な価値観が色濃く残っている学校もあります。

それ自体が悪いということではありません。

ただ、学校文化を本当に左右するのは、教室の中だけではなく、事務局、運営、判断基準、日々の対応の積み重ねです。

その点で、OWIS Osakaは、教員だけではなく、事務局も含めて非常にインターナショナルであり、学校全体として一つの文化が貫かれているように感じました。

これは、日本人が一般的な学校生活の中ではなかなか体験しない種類の学校文化です。

そして、その文化を大阪という都市の中で形にしていること自体に、大きな価値があると私は思います。

外国人家族にとってはもちろん、日本人家族にとっても、「学校とはこういうあり方もあるのか」と感じられる存在ではないでしょうか。

■ 外国人家族にとって、学校は「生活インフラ」である

外国人家族が大阪に移住する際、住宅はもちろん大切です。

安全で快適な住まい、家具、清掃、生活サポートは、日々の安心に直結します。

しかし、子供のいるご家族にとっては、学校選びも同じくらい重要です。

どれほど良い住宅があっても、子供が学校になじめなければ、家族全体の大阪での生活は不安定になります。

反対に、子供が学校を楽しみ、安心して学び、友達や先生との関係を築くことができれば、その家族にとって大阪での暮らしは大きく前向きなものになります。

その意味で、インターナショナルスクールは、単なる教育機関ではありません。

国際都市・大阪にとって、外国人家族を受け入れるための大切な生活インフラの一つだと思います。

住まいと学校は、本来別々ではなく、一体で考えるべきものです。

私たちが外国人家族の生活支援に関わる中で、そのことを強く実感しています。

■ 大阪が国際都市になるために必要なもの

大阪が今後、国際金融都市、国際ビジネス都市として発展していくためには、企業誘致やオフィス環境だけでは十分ではありません。

海外から来る人々が、安心して暮らせる住宅。

家族が安心して生活できる環境。

子供たちが元気に学べる学校。

そして、日々の生活を支える人と人との温かい関係。

これらが一体となって初めて、海外の方々にとって「大阪で暮らしたい」「大阪で働きたい」「家族と一緒に大阪に来たい」と思える都市になるのだと思います。

OWIS Osakaのような学校の存在は、その意味で非常に大きいと感じます。

特に、東京と比べると外国人の数がまだ限られる大阪、しかも生野区という立地で、短期間のうちにここまで学校を育ててきたことには、率直に驚かされました。

私の実感としては、OWIS Osakaは、大阪だけでなく神戸を含めた関西全体の中でも、非常に注目すべき存在であり、今後さらに大きく成長していく学校だと思います。

それは単なる規模の話ではなく、学校文化と現場の熱量の話です。

■ 実際に見たからこそ伝えられること

私は、OWIS Osakaの教育内容を専門的に評価する立場ではありません。

また、すべてを知っているわけでもありません。

しかし、実際に学校を訪問し、カーニバルと式典に参加し、校長先生や副校長先生、スタッフの皆様とお話しし、生徒の皆様や保護者の皆様の様子を拝見した者として、一つ感じたことがあります。

それは、OWIS Osakaには、子供たちが元気に、明るく、学校生活を楽しんでいるように見える温かい空気がある、ということです。

そしてその背景には、日本の一般的な学校とは異なる、加点型の文化、全人格的な教育観、国際的な運営体制、そして熱心なチームワークがあるように感じました。

このような学校が大阪にあることは、外国人家族にとっても、日本人家族にとっても、そして大阪という都市にとっても、大きな価値があると思います。

株式会社ディオスは、これからも大阪で暮らす外国人家族やエキスパッツの皆様が、安心して生活できる環境づくりを支えていきたいと考えています。

住宅、生活支援、そして教育環境。

これらがつながることで、大阪はより国際的で、温かく、魅力ある都市になっていくと信じています。