日本の建築施工の現実

By 2021年1月18日日本の住宅

今日1月17日は、阪神淡路大震災の1995年1月17日から26年経った日です。私も大阪の自宅でこの大地震を経験しました。この地震は、私の人生の中で未だに最も大きな揺れを感じた地震で、これ以上大きな地震は後にも先にもありません。

この地震の1月17日に、阪神高速道路のコンクリートの柱が折れて横転しました。

私は最近マンションのスケルトンリフォーム工事を、現場で自分でしていて気が付いた事があります。それは、コンクリートの中に、いろいろなコンクリートと全く無関係の物がいろいろと混入されているという事実です。私は、発泡スチロールを発見しました。

あまり指摘されていませんが、阪神高速道路のコンクリートの柱が折れた原因は、コンクリートの中に、コンクリート以外の物が混ざっていたからだと思います。

日本のマンションや公共建築物のコンクリートの中には、「ゴミ」がたくさん入っているのです。

ではなぜコンクリートの中に「ゴミ」が入っているのかと言うと、コンクリートを少なくするためです。つまり建築のコストを下げるためです。

私のような一般人で、コンクリートの工事をDIYで行う人は、あまりいないでしょう。そのため、このような情報は、一般消費者には知らされていないのです。住宅の場合は、コンクリート部分は、消費者が直接見る事ができないからです。まして、コンクリートを切断して、コンクリートの中まで観察する一般消費者は、日本では皆無だと思います。

日本の住宅は、一般消費者が見えないところで、非常に多くの手抜き工事が行われています。当ブログでは、私の現場での実際の体験に基づいて、日本の住宅がどのように施工されているか、どのような材料が使われているか、どのような問題があるのか、現実を明らかにして参ります。