不動産投資~不景気は買い、好景気は売り

By 2020年4月6日不動産, 経済

(写真出所)ビデオニュースドットコム

このような自粛ムードの時に、投資のチャンスなどと言うのは、「不謹慎だ」と皆さまから批判を受けることでしょう。しかし敢えて不動産投資をお考えの方には、チャンスがあると申し上げたいと思います。

アメリカのトランプ大統領は、新型コロナウィルスの対策のために経済が悪化して自殺者が増えるのは間違った政策だと発言したそうです。「1人の命は地球よりも重い」と言っても、1人の命のために70億人が死ぬのを選択するのは、責任あるリーダーとして正しい決断とは言えません。

(出所)ビデオニュースドットコム

人間は、科学技術を発展させる「論理的思考力」を持っています。今、新型コロナウィルスに人類が圧倒されようとしていますが、人間の「論理的思考力」はウィルスをはるかに凌ぐ力を持っていると思います。

例えば、ディオスは最近中古マンションを購入してRenovationしようとしていますが、専門業者の方も一般の方も全員が「水回りは素人では無理」と言います。実は、私はあらゆるRenovation工事は、社長一人で100%できると確信しています。なぜなら、工事とは何か? 工事とは「論理」だからです。

人間は月に行く科学技術を持っています。大阪から奈良までの間に、生駒山を貫通するトンネルがありますが、どうやって掘ったのでしょうか?「論理」によって掘ったのです。電気ドリルという工具を使えば、木材を貫通させることができます。振動ドリルという工具を使えば、コンクリートを貫通させることができます。だから阪奈道のトンネルができたのです。

そして、ウィルスです。人間は必ず克服できると思います。ただし、明日ワクチンを完成できるか?という問題は別です。一日でトンネルを掘るのは無理です。同様に一日でワクチンを開発するのは無理でしょう。そのため、ICUの病床を確保するなどの政策は重要ですが、人間が科学技術力でウィルスを撃退するのは、時間の問題と思います。

大事な事は、「不可逆」な事を避ける政策が必要ということです。不可逆とは、「死亡」と「倒産」です。「桜は来年も咲く、しかし命を落としたら来年はない」という山中先生の言葉の通り、命を落とさないこと。命さえ落とさなければ、人間は必ず問題を克服し、未来の道を作ります。

ゴールドマンサックス、JPモルガン、モルガンスタンレーの3社いずれも、アメリカ経済は7月からGDPが急上昇すると予想しています。リーマンショックの時は、株券が紙きれとなったものですから資産が消滅してしまいました。新型コロナウィルスの4月から始まる問題は、政府の緊急事態宣言などで売上が減るだけです。倒産さえしなければ、経済活動が再開されます。リーマンショックとは内容が異なります。リーマンショックよりも今の下げ幅が急なので、上がる時も急になると考えられます。

多くの方はなぜか不動産投資を、好景気の時に始められて、不景気の時に売却されます。最初の投資額は、利回りに永久に影響します。当然ですが、投資は安い価格で購入して、高い価格で売却するべきです。しかしほとんどの方は、高い時に買って安い時に売っておられます。安い価格とは、世の中が不穏な空気でいっぱいになっている時で、不景気こそチャンスなのです。従いまして、当社は不動産物件を購入する経営戦略を取っています。

不景気は、買いで、好景気は、売りです。

(写真)現在マンションを投資してRenovation工事中:床下の水道管を確認作業