なぜ「不動産会社を1社に絞る」ほうが、良い物件情報に辿り着けるのか

By 2026年3月1日ビジョン

― 情報独占の時代は終わった。これからは“設計力”の時代 ―

あるご相談者様は、
「複数の不動産会社に依頼すれば、物件の選択肢が増える」と考え、同時並行で探索を依頼されました。

一見、合理的に見えるこの戦略。
しかし、結果としては最適解には至りませんでした。

なぜでしょうか。


1️⃣ 日本の宅建業界には「共通データベース」がある

公益財団法人東日本不動産流通機構
公益財団法人近畿圏不動産流通機構

日本の宅建業者は、**REINS(レインズ)**という共通の物件流通データベースを利用しています。

これは、住宅物件情報を宅建業者間で共有するための業界標準インフラです。


20年前は違いました

インターネットが未発達の時代、
あるいは宅建業界が未整備の国では、

  • 不動産会社ごとに情報が限定的

  • 情報が分散

  • 地域ごとの囲い込み

が存在していました。

そのため、複数社に依頼するのは合理的でした。

しかし現在の日本では違います。


2️⃣ A社とB社は、基本的に「同じ情報」を持っている

REINSを通じて、

  • 宅建業者A

  • 宅建業者B

は、原則として同一の物件情報にアクセス可能です。

つまり、

「多くの会社に頼めば、情報が増える」

という前提は、現代日本の住宅市場では成立しません。


3️⃣ 複数依頼は、依頼者側に“情報管理コスト”を生む

複数社に依頼すると、

  • 同じ物件の重複提案

  • 申込順の管理

  • 条件変更の共有

  • 内見日程の調整

これらを依頼者自身が管理しなければなりません。

もし管理が不十分であれば、

  • 申込順で不利になる

  • 価格交渉が不利になる

  • 条件伝達ミスが起きる

などの不利益が発生します。

しかもこの管理コストは、
依頼者自身が負担する「見えないコスト」です。


4️⃣ ポータルサイト情報は「確定情報」ではない

SUUMO
LIFULL HOME’S

一般消費者が検索できるポータルサイトは便利です。

しかし、

  • 掲載終了のタイムラグ

  • 既に申込済み物件(市場に存在しないケース)

  • 条件変更未反映

といった問題があります。

プロの宅建業者は、

  • 管理会社へ直接電話確認

  • 申込状況の即時確認

  • オーナーとの条件交渉

が可能です。

一般消費者は、これを行うことができません。


5️⃣ 情報独占モデルは、もはや成立しない

かつての不動産業は、

「情報を持つ者が強い」

という構造でした。

しかし現代は、

  • 物件情報は共有され

  • 独占は制度上困難

  • 情報優位だけでの仲介は成立しない

時代です。

住宅市場において、

「この会社しか知らない物件」

という状況は、基本的に存在しません。


では、宅建業者の価値とは何か?

情報量ではありません。

それは、

  • 条件整理力

  • お客様のご要望を正確に把握する力

  • 適切な物件を絞り込む力

  • 約束を確実に実行する力

  • 交渉力

  • 入居後の継続的サポート

です。


ディオスの立ち位置

ディオスは、不動産市場に存在する物件情報にアクセス可能です。
他社にある物件情報がディオスにない、ということは基本的にありません。

お客様がネット検索や他社から得た情報について、

「この物件はありますか?」

とご質問くだされば、

ディオスは正確に、

  • 市場に存在しているか

  • 申込状況はどうか

  • 条件はどうか

を確認し、回答します。

それは「ディオスにあるかないか」ではなく、
「市場にあるかないか」という視点です。


しかし、ここが最も重要です。

ディオスの本業は、物件探索ではありません。

一般的な仲介業者は、
「鍵を引き渡すまで」が仕事です。

ディオスは、

  • 鍵を引き渡してから

  • 入居期間中

  • 退去

  • 帰国後

までを視野に入れたサービス設計を行っています。

住まいは「契約」で終わるものではありません。
生活は、その後に始まります。


結論

現代日本の住宅市場では、

複数社依頼=情報増加

ではありません。

むしろ、

1社に絞り、深く設計する方が合理的です。

特にディオスの場合、
専任でご依頼いただくことで、最も良い結果が生まれます。

インターネット時代、情報は共有されています。
独占されていません。

差が出るのは、

「誰と設計するか」

なのです。

ディオスは、単なる仲介会社ではありません。

生活を設計するパートナーとして、
長期視点で誠実に伴走する会社です。