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夢を与える不動産

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建物は、所有者の人格を非常に表現します。建物を見ると、所有者がどんな人か手に取るように分かります。お手入れが行き届いている建物の所有者は、全ての面できちんとされた立派なオーナーさんです。

この度、ディオスは、外部工務店を一切使わずに、築20年のマンションをリフォームをしました。新築のように綺麗に昨日仕上がり、今日から賃貸募集広告を始めます。

ディオスは、不動産には、「夢」がなければならないと考えています。人間がどのような建物の中で暮らすかによって、入居者の運気が変わり、健康状態まで変わると言っても決して大げさではないと思います。

散らかっている部屋に住んでいると、鬱病になると言われています。片付けができないと、生活の流れが悪くなり、入居者のストレスがたまります。反対に、きちんと整理整頓されメンテナンスが行き届いいた建物に住むと、生活の流れがスムーズになり、運気があがるのです。私は、このことを「命の流れ」と呼んでいます。

禅寺では、トイレのスリッパが真っ直ぐに整えららていて、畳の上に塵ひとつないほど清掃が行き届いています。このようにして、「命の流れ」が生まれることを、古来宗教家は理解していました。

残念ながら、日本の不動産は、夢も希望もありません。建物のリフォームは、−100点と0点の間の議論のみがなされ、0点から100点までの間の話をする余裕がなく、いっぱいいっぱいというのが現実です。つまり「デザイン」は、0点なのです。日本の100%の賃貸マンションは、デザインと呼べるものは全くありません。

ディオスは、入居者のお客様に、夢をお届けしたいと思います。

カーペット(フェルトグリッパー工法)

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日本の賃貸マンションの寝室の床は、クッションフロアが多いです。カーペットを貼っている場合でも、タイルカーペットが大半です。

グレードの高い分譲マンションや、ホテルなどでは、カーペットを敷き詰めていることがあります。このカーペットをお部屋の隅々まで敷き詰めることを、「フェルトグリッパー工法」と言います。

「フェルトグリッパー工法」とは、コンクリートの床とカーペットの間に、「フェルト」が挟まれています。フェルトの上に、カーペットを敷きます。

カーペットは、「グリッパー」という針に引っ掛けます。寝室の周りに針があり、カーペットを引っ張って針に止めるのです。そのため、カーペットはシワが生まれず、一枚だけの美しい床ができます。

この一枚のカーペットを、美しくピンと伸ばすのは、職人のテクニックが必要です。「キッカー」という特殊な道具を足で蹴りながら、カーペットを引っ張って、針に固定するのです。

タイルカーペットが多く採用されている理由は、施工が楽であることと、カーペットが痛んだり汚れたりした時に、その一部だけ張り替えることができるためです。

クッションフロアが多く採用されている理由は、安価であることと、やはり施工がてきる職人が多くいるためです。コンクリートの上に直張りのクッションフロアは、冬は冷たく、また固いです。

日本の賃貸マンションは、タイルカーペットとクッションフロアしか無いので、我々日本人は、もう慣れてしまって、特に違和感を感じることがありません。

しかし、ひとたびフェルトグリッパー工法によって施工されたカーペットを体験すると、その柔らかさ、足の肌触り、美しさ、暖かさに感動します。

また、集合住宅では、階下に音が響かない、というメリットもあります。

残念ながら、フェルトグリッパー工法の施工ができる職人は少なくなりました。このため、古いカーペットがそのままになっている高級マンションが多くなりました。

当社は、フェルトグリッパー工法による美しく心地よいカーペットを施工する技術を持っています。是非、快適なカーペットをご体験ください。

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喜んでもらえるかな。

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新しい外交官のお客様に、マンション物件をご紹介し、弊社の家具をコーディネートして搬入しました。

家具のサイズと色と価格を確認して、重い荷物を運び、ベッドメイクをし、段ボールを廃棄し、ゴミ捨てをし、ミスを絶対にせず、一日でセットします。

「喜んでもらえるかな?」

これが私たちの願いです。

現場仕事をする労働者は、重さ、危険、厳しさ、苦しさを皆で共有しています。

お客様の笑顔が、私たちの大きな喜びなのです。

大阪の住みたい地域ランキング

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大阪の住みたい地域ランキング

1位 天王寺区

2位 箕面

3位 北区

大東建託さんの調査結果の記事→こちら

住宅は郊外から都心に移動する傾向があると思います。人口の移動に併せて、都心の住環境を整える開発が進んでいます。

製造業が中心であった時代の用途地域の都市計画は、知識情報化時代には合わなくなります。

都心に住んで、働いて、遊んで、人と交流する。働く場所は、工場ではなく、オフィスでもなく、都心のカフェが良いというのが知識情報化時代のライフスタイルと思います。

ホースの取り付け工事

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ホースの取り付け工事をさせて頂きました。

水をバケツで運ぶと、途中の床が汚れます。ホースがあると、室内を汚すことなく、水をたくさん使うことごできます。

この商品は、園芸用品ですが、清掃に非常に役に立ちます。雨が降って汚れるところが綺麗になります。窓や網戸も、非常に綺麗にできます。

高圧洗浄機は、汚れが良く落ちますが、水が飛び散るので、使えない場所がありますが、こちらの商品はどこでも使えますので、大変便利です。

取り付け工事は、家のフロアプランとサイズを考えて、蛇口の形を考えた上で、しっかりと水が漏れないように取り付けをしなければなりませんので、なかなか大変だと思います。

賃貸住宅のハード面とソフト面

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不動産を選ぶ時には、目に見える物と、目に見えない物の、両方を見る必要があります。「目に見える物」というのは、建物などハード面です。「目に見えない物」というのは、その物件に入居した後に受けることのできる人間によるサービス面です。

賃貸アパートの場合は、不動産会社とオーナーによる管理サービスです。設備が故障した時に、迅速な対応をしてくれる物件がありますが、お客様へのクレーム対応が遅く何週間もかかる物件もあります。長時間待たされるのは、非常に苦痛です。不動産会社が、迅速な対応をしてくれると、非常に住み心地が良いものです。

また、不動産会社が大企業の場合は、無難かもしれませんが、個人的な人間関係は生まれません。システム化されたマニュアル通りのサービスは、それほど感動しません。数年すると担当者が変わります。長期的な人間関係はありません。むしろ小さい不動産会社の方が、人間的な暖かさがあります。また、小さい会社の方が、実は、小回りが利き、大組織の会社よりも、顧客対応が早い場合があります。「顔が見える」地域密着型の不動産会社が良いと思います。

建物の大きさなどハード面にお金をかけすぎて、サービスのソフト面にお金が少なくなると、「目に見える物」は成功したかのように思えますが、「目に見えない物」に不満が生じます。むしろ、ハード関連にお金をかけずに、ソフト関連にお金をかけた方が、結果的に満足度は圧倒的に高くなると思います。人間のサービスに勝るものはないからです。

空き家はなぜ増えるのか?〜管理メンテナンス

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日本の空き家は増加の一途で、近い将来に空き家率が30%を超えると言われています。つまり、自分が住んでいる住宅の右隣りか左隣りのどちらか一つが空き家になるということです。一方、日本の建築規制が甘いため新築が大量に供給されています。新築を1件建てると、空き家が1件増えるという状況です。

賃貸で入居者を募集するためには、綺麗にしなければ、賃貸市場に参加することすらできません。いろいろな賃貸物件をお客様をご案内していると、「この物件は空き家になるな」と分かる物件があります。コンクリートの建物は最低100年はもちます。あるいは200年持つかもしれません。鉄は錆びるので、建物に地震などでクラックが入った時に、すぐに修理をしてクラックを塞げば良いのですが、クラックを放置していると雨水がクラックから侵入して、鉄骨が錆びます。

木造は、柱や梁で使われている木そのものは、実はしっかりしています。古い木造住宅で使われていた木は、再利用することが十分可能です。しかし、修理をこまめにしていないと、建物のあちこちが痛みます。一度に修理を業者に依頼すると、修理費が高くなります。修理を少しずつ放置していると、やがて投資が大規模化し手に負えなくなります。

新築マンションの浴室は、中古物件と、賃貸市場で競合すると、やはり強いです。どうしても中古物件は、新品の浴室に勝てないので、新築物件の成約率は、中古物件と比べると、高くなっています。

日本には欧米のような厳しい新築の建築規制がなく、このまま放置していると、日本の「住宅の使い捨て」に歯止めはかからない、というのが私の現場の実感です。

このままだと空き家はどんどん増えると思います。

しかし、このような日本の環境下でも、近い将来、中古物件が新築物件よりも流通量が増えると予想されています。個性あふれる魅力的な中古住宅が、まもなく次々と登場し日本人の価値観が変わる日が来ると思います。

 

 

外国人専用完全パッケージサービス住宅

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外国人エキスパッツのリロケーションは、経験豊富な専門の不動産業者でなければいけません。一般的な日本の不動産業者では言葉のもあり対応できません。英語ができても、外国人特有の問題を解決できる技術のある不動産業者でなければだめです。この専門のサービスを完全パッケージとして提供できる不動産会社は、実は東京も含めて、日本には当社1社しかありません。

Diosが完全パッケージサービスを提供する場合は、当社が契約当事者(貸主)です。家具やサービスは、当社がオーナーです。つまり、当社は、仲介かつ管理かつオーナーなのです。このようなサービスは、他社では不可能です。

ホテルは、不動産と家具とサービスをパッケージになっていますが、ホテルの場合は、場所を選択することができません。例えばリッツカールトンホテルは、西梅田にしかありません。職場の近く、子どもの学校の近く、緑の自然の多いエリアを、自由に選択することができません。高層階、低層階、庭付き、を選択することができません。当社は、ホテルのようなパッケージサービスで、場所を自由に選択することができます。

ホテルのような狭い間取りではなく、広い住空間です。その分割安です。当社のサービスは、ホテルよりも高付加価値にもかかわらず、ホテルよりも低価格なのです。このようなスキームは、20年以上の経験の技術と

日本を訪れる外国人に対する愛情から実現するもので、日本に当社1社しかありません。

中古住宅が選ばれない第3の理由〜不動産業者のモラル

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(写真:堂島川の商品先物取引があった場所、2020年3月筆者撮影)

私の友人でゲストハウスを将来所有したいので、中古売物件をいろいろ見ている方が、私にこんな事を言われた。「中古物件の中で一番たちが悪いのは、不動産業者が買取り再販している物件よ」。つまり、不動産業者は中古物件を安く仕入て、表面的な見える部分だけ安価でリフィームして、駆体や配管など見えない重要なことを隠して、素人の買主に本当の価値を説明せず、素人に高価に売りつける悪質な業者ばかりだ、という意味だ。

当社は、2020年2月に大阪市福島区で売り出されている中古戸建全部の物件43件を、地価公示と路線価から土地の価格を算出し、建物の構造から新築時の建設費ー減価償却費を算出した。木造の建物は20年で価値がなくなると言われているが、40年くらいに思える。また、近年の安倍黒田の金融緩和政策により価格が異例に上がったこともある。結局、原価法で算出された各中古物件価格よりも、かなり高い水準で売りに出されている。

中古物件を実際に内覧してみると、センスの良し悪しの差はかなりあるものの、リフォームが概して綺麗に手を加えられている。金利政策などいろいろな要因があるので、不動産業者が悪質なのかどうかまだ明らかではないが、中古戸建物件の価格は高く、売れる水準には見えない。長期間売れ残るだろう。駆体、耐震性、配管のインスペクション、修理をきちんとやっているのか不明である。恐らく素人が見えない部分に手を加えていない。私の友人の「不動産業者悪質論」は、だいたい当たっている。

当社の事務所は堂島川沿いにあり、ここでかつて米相場があり、世界で最初の商品先物取引という信用経済が生まれた。アジア諸国があいついで欧米列強の植民地となる中で、日本だけが独立を堅持して資本主義経済を発展させて近代化を達成し得たのか? 18世紀の大阪で生まれた信用経済システムが、欧米に負けない近代化を成功させたのである。

借金証文の不払い事罰則の文言 「満座の中にてお笑いくださるべく候」→ (訳)もし私がこの借金を返済することができなかったら、大勢の世間様の前でお笑いの晒し物にしてください。

信用と名誉が担保物権だった。倫理的信用が、経済的信用の基礎であった。そして信用経済が発展し、経済的価値が生まれた。商業手形、為替手形、手形割引、有価証券、先物取引、銀行業務は、倫理性に起因して経済性を生み出す。

中古物件は、駆体の状態、上下水道の配管、耐震性、断熱性、法的問題点がないか、そして何よりも売買価格が適正なのかどうか、情報開示Disclosureが求められる。宅建士は、重要事項説明を義務づけられているが、欧米と比べて情報開示Disclosureによって買主が安心して契約できるように未だ成熟していない。